シビックテックと情報科学を融合するスマートシティ研究プロジェクト
松田 裕貴奈良先端科学技術大学院大学/JSTさきがけ
奈良先端科学技術大学院大学 助教。博士(工学)。情報科学技術と人間が協調するシステムを中心に、より高度な社会を実現するための Civic Computing(シビックコンピューティング)に関する研究に取り組んでいる。 最近では、市民参加型センシングを活用し、人の感覚を理解できるIoTを実現するべく新たなプロジェクトをスタートした。
今や、世界中の大小様々な都市でスマートシティ構想が打ち出されています。その中で、環境データを活用した安心安全で快適な暮らしのための情報提供サービスは、住みやすい街づくりの共通の課題といえます。今回は「センサーから見た世界」と「人が感じる世界」の間には実は大きなギャップがある!?という切り口から、人に寄り添ったサービスを提供するためのアイデアや、現在進行中の自治体との連携プロジェクトについてお話します。